「最近、太陽光の発電量が明らかに減っている気がする…」そんな不安を感じていませんか?
実は、太陽光発電システムの発電量低下は珍しいことではありません。季節や天候の影響によって一時的に下がることもあります。
しかし、“急に”発電量が落ちた場合、機器の故障や設定ミスなどの異常が起きている可能性があります。放置すると、修理費が高額になったり、安全性に関わるリスクも。
この記事では、九州で16,000件以上の施工実績を持つ株式会社PVSが、発電量低下の原因を7つのチェックポイントに分けてわかりやすく解説します。
「自分でできるチェック」と「専門業者に任せるべき判断基準」も紹介しますので、ぜひ最後までご覧ください。
まず確認:発電量低下の「正常範囲」と「異常」の見分け方
太陽光発電は季節による変動があるため、発電量が下がったからといってすぐに故障とは限りません。
季節による正常な発電量の変動
太陽光発電の発電量は、1年を通じて大きく変化します。
- 春(3〜5月): 日照時間が長く、気温も適温のため発電効率が高い(年間最高レベル)
- 夏(6〜8月): 日照時間は長いが、高温でパネル効率が低下(春の9割程度)
- 秋(9〜11月): 気温が下がり効率回復、ただし日照時間は短くなる(春の8〜9割程度)
- 冬(12〜2月): 日照時間が最も短く、発電量は年間最低レベル(夏の7〜8割程度)
このような季節変動は正常な範囲内です。
- 冬は春の85%程度に低下
- 梅雨時期は晴天時の30〜50%
- 春(3〜5月)が年間最高
- 前年同月と±10%以内の変動
- 前年同月比で20%以上の低下
- 特定の時間帯だけゼロ発電
- 晴天なのに極端に少ない
- エラー表示や警告音がある
こんな時は「異常」を疑うべき
一方で、次のような場合は注意が必要です。
- 前年同月比で20%以上低下している(例:去年の7月は500kWhだったのに、今年は400kWhを下回る)
- 特定の時間帯だけ極端に発電していない(午前中だけゼロ、など)
- 積算発電量(累計値)が急に減少している(モニターの数値が明らかにおかしい)
- 晴天なのに発電量が極端に少ない(曇りの日と同レベル)
- エラー表示や警告音が出ている
PVSでは、モニターや計測データをもとに「正常か異常か」をしています。
自己判断が難しい場合は、無理せず専門家に相談しましょう。
チェックポイント①:パネル表面の汚れ・付着物
太陽光パネルの発電効率は、表面の清潔さに大きく左右されます。
ガラス面に汚れが付着すると、太陽光を遮断してしまい、発電量が大幅に低下します。
九州特有の汚れリスク
九州地方では特に、以下のような汚れが付着しやすい環境です。
- 黄砂(春先に中国大陸から飛来)
- 火山灰(桜島や阿蘇山などの影響)
- 海塩(海沿いの地域では塩分が付着)
- 鳥の糞(特に山間部や農村部)
- 花粉(春・秋の飛散時期)
- 排気ガス・PM2.5(都市部)
これらの汚れが蓄積すると、発電量が10〜20%低下することも珍しくありません。
| 汚れの種類 | 影響度 | 発電量低下 | 清掃頻度 |
|---|---|---|---|
| 火山灰 | ★★★★★ | -50〜80% | 即座に清掃 |
| 鳥の糞 | ★★★★★ | -40〜60% | 発見次第 |
| 落ち葉・枯れ枝 | ★★★★☆ | -30〜50% | 秋は定期確認 |
| 海塩(塩害) | ★★★★☆ | -20〜40% | 年2〜3回 |
| 黄砂 | ★★★☆☆ | -15〜30% | 春終わり |
| 花粉・樹液 | ★★★☆☆ | -10〜25% | 春終わり |
| 砂埃・土埃 | ★★☆☆☆ | -5〜15% | 年1〜2回 |
| 排気ガス・PM2.5 | ★★☆☆☆ | -5〜10% | 年1回 |
💡 自分でできる確認ポイント
- パネルが白っぽくくすんでいる
- 鳥の糞が固まって茶色い斑点がある
- 雨が降っても汚れが落ちない(雨だけでは落ちにくい汚れが多い)
- パネル表面を手で触ると(安全な範囲で)ザラザラしている
清掃の注意点
PVSでは、高圧洗浄+専用クリーニング剤を使った定期メンテナンスを推奨しています。
絶対にやってはいけないこと:
- 屋根に登っての自己清掃(転落事故のリスク)
- 硬いブラシや研磨剤の使用(パネル表面のコーティングが剥がれる)
- 高温時の冷水散水(熱割れの原因)
無理に掃除すると、パネル表面を傷つけたり、転落事故につながる危険もあるため、必ず専門業者に依頼しましょう。
チェックポイント②:周辺環境の変化(影の影響)
設置当初は問題なかったのに、数年後に発電量が下がるケースの多くは「影」が原因です。
太陽光パネルは、わずかな影でも発電効率が大きく低下する特性があります。
なぜ影が問題なのか?
太陽光パネルは複数のセル(発電素子)が直列につながっており、一部に影ができると、その列全体の発電量が低下します。
例えば、パネルの10%に影がかかっただけで、発電量が50%以上低下することもあるのです。
影ができる主な原因
- 近隣の建物:新築や増築により、以前なかった影が発生
- 庭木の成長:植えた当時は小さかった木が数年で大きく育つ
- 電柱・アンテナ:設置位置によっては朝夕に長い影を作る
- 物干し竿・看板:後から設置したものが意外な影を作る
🌳 チェックすべき影の種類と時間帯
最大出力を発揮
全体の発電を大幅に低下させる
• 庭木・街路樹
• 電柱・アンテナ
• 煙突・鉄塔
• 近くの高層建築
• 隣家の屋根
• 看板・物干し竿
チェックポイント③:パワーコンディショナー(パワコン)の異常
太陽光発電システムの心臓部ともいえるのがパワーコンディショナー(パワコン)です。
パワコンの役割
パワコンは、太陽光パネルで作られた直流電気(DC)を家庭用の交流電気(AC)に変換する装置です。
また、以下の機能も担っています:
- 発電効率の最適化(MPPT制御)
- 系統連系の安全管理
- 発電データの記録・表示
パワコンが故障すると?
経年劣化や内部基板の故障があると、発電量がゼロに近くなることもあります。
一般的なパワコンの寿命は10〜15年とされており、太陽光パネル(25〜30年)より短いため、システムの中で最も故障しやすい部品です。
💡 自分でできる確認ポイント
ランプの状態をチェック:
- 正常時:緑色の点灯または点滅
- 異常時:赤色・オレンジ色の点灯や点滅
音の異常:
- 「ピーピー」という警告音
- 「ブーン」という異常な振動音
- 通常時の静かな動作音がしない
表示画面のエラーコード:
モニターやパワコン本体にエラーコードが表示されている場合、メモを取っておきましょう。
メーカー別エラーコード例
-
E-010 通信エラーパワコンとモニター間の通信が途切れています。配線の接続不良または通信機器の故障が考えられます。対処法:通信ケーブルの接続を確認。抜き差しして再接続を試みる。改善しない場合は通信ユニットの交換が必要です。
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E-31 絶縁抵抗低下太陽光パネルまたは配線で漏電が発生している可能性があります。雨天時に頻発する場合は配線の劣化が疑われます。対処法:晴天時にエラーが消えるか確認。頻発する場合は配線の絶縁抵抗測定が必要。専門業者に依頼してください。
-
F12 内部センサー異常パワコン内部の温度センサーまたは電流センサーが故障しています。内部基板の経年劣化が原因の場合が多いです。対処法:電源を10分間オフにして再起動。解消しない場合はセンサー交換または本体交換が必要です。
-
H27 系統電圧異常電力会社の系統電圧が規定範囲外です。地域全体の電圧変動や、近隣での大規模な電力使用が原因の可能性があります。対処法:一時的なエラーの場合は自動復帰します。頻発する場合は電力会社に系統電圧の調査を依頼してください。
-
U10 フィルター詰まりパワコンの吸気フィルターが詰まり、内部温度が上昇しています。ホコリや油汚れの蓄積が原因です。対処法:本体下部の吸気フィルターを取り外して掃除。乾燥させてから取り付け。定期的な清掃(年2回程度)を推奨。
-
F0 鍋なし検知太陽光パネルからの電力供給が検知されていません。パネルの断線、接続不良、または影による発電停止が考えられます。対処法:パネルに影がかかっていないか確認。接続箱のブレーカーが落ちていないか確認。改善しない場合は配線点検が必要です。
-
F12 トッププレート温度異常パワコン本体の温度が異常に高くなっています。設置環境の通気不良や、冷却ファンの故障が原因の可能性があります。対処法:パワコン周辺の通気を確保。直射日光が当たる場合は遮光対策を。ファンに異音がある場合は交換が必要です。
-
F16 内部冷却ファン異常冷却ファンが正常に動作していません。ファンの故障または内部のホコリ詰まりが原因です。対処法:ファンの動作音を確認。異音や停止している場合はファン交換が必要。ホコリが溜まっている場合は清掃を依頼。
-
H27 IHコイルの異常パワコン内部の変換回路(インバーター)に異常が発生しています。経年劣化による部品故障が考えられます。対処法:電源を完全に切って30分待機後に再起動。解消しない場合はインバーター基板の交換が必要です。
-
H98 内部温度センサー異常温度センサーが故障または異常な値を検出しています。センサーの経年劣化が主な原因です。対処法:ブレーカーを落として10分後に復帰。解消しない場合は温度センサーの交換または本体交換を検討してください。
-
E01 鍋未検知太陽光パネルからの入力が検知されていません。パネルの故障、配線の断線、または極端な日照不足が考えられます。対処法:晴天時にエラーが出るか確認。曇天・雨天のみの場合は正常。晴天でも発生する場合は配線点検が必要です。
-
E03 内部温度の異常上昇パワコン内部が過熱しています。設置場所の高温環境、通気不良、または内部部品の劣化が原因です。対処法:使用を中止して冷却。吸排気口のホコリを除去し、周囲の通気を確保。連続使用時間が長すぎる場合も発生します。
-
E06 過電流異常パワコンに規定以上の電流が流れています。パネルの配線ミス、短絡(ショート)、または内部回路の故障が考えられます。対処法:ブレーカーを確認し、他の電化製品との同時使用を避ける。頻発する場合は配線または本体の問題が考えられます。
-
E13 冷却ファン異常冷却ファンが動作していないか、異常な動作をしています。ファンモーターの故障または制御回路の異常です。対処法:ファン周辺の掃除を実施。異音がする場合はファンの故障。電源リセット後も改善しなければ修理依頼してください。
-
E31 温度センサー異常温度を監視するセンサーが故障しています。センサーの断線または経年劣化による故障が主な原因です。対処法:電源を切って15分以上放置後に再起動。センサーの故障が疑われる場合は、使用年数によっては本体交換を検討してください。
PVSの対応力
PVSでは、メーカー指定の施工ID保有スタッフが在籍しており、各社のエラー内容を即時に診断可能です。
- エラーコードの詳細診断
- パワコンの修理・交換
- メーカー保証の手続き代行
- 後継機種への交換提案
- 他社で設置したパワコンの修理・交換も代行
修理対応から交換までワンストップで行えるのが強みです。
チェックポイント④:配線・接続部の劣化
屋外に設置されている太陽光発電システムの配線は、常に厳しい環境にさらされています。
台風や強風が多い九州では、ケーブルの緩み・断線・接触不良が起こりやすい環境です。
配線劣化の主な原因
経年劣化:
- 紫外線によるケーブル被覆の硬化・ひび割れ
- 温度変化による接続部の緩み
- 結露による腐食
九州特有のリスク:
- 塩害:海沿いの地域では塩分が金属部を腐食
- 台風:強風でケーブルが揺れて断線
- 高温多湿:接続部の腐食が進行しやすい
⚠️ 危険サイン – すぐに業者へ連絡
以下の症状が見られたら、絶対に自分で触らず、すぐに専門業者に連絡してください:
- コネクタ(接続部分)が焦げている、変色している
- 金属部が緑色に変色している(銅の腐食)
- ケーブルから異臭がする
- 雨の後に発電が止まる、または不安定になる
- パチパチと音がする(放電音)
これらは感電や火災の危険があり、命に関わる可能性もあります。
PVSの安全診断
PVSでは、以下の専門機器を使って安全に診断します:
- 絶縁抵抗測定:漏電の有無をチェック
- 接続確認:各接続部の電圧・電流を測定
- 赤外線サーモグラフィー:異常発熱箇所を可視化
- 目視点検:ケーブルの損傷や腐食を確認
チェックポイント⑤:パネル自体の劣化・故障
太陽光パネルは耐久性に優れていますが、永久に使えるわけではありません。
パネルの経年劣化
一般的に、太陽光パネルの出力は年間0.5〜1%ずつ低下していきます。
- 10年後:出力が95〜90%に低下
- 20年後:出力が90〜80%に低下
- 25年後:出力が85〜75%に低下
これは正常な経年劣化であり、故障ではありません。
目に見えない異常
マイクロクラック(微細なひび):
- 肉眼では見えない細かいひび割れ
- 原因:施工時の衝撃、雹(ひょう)、台風の飛来物
- 影響:ひび割れ部分で発電効率が低下
ホットスポット:
- パネルの一部が異常に発熱する現象
- 原因:内部のセルの故障、影による局所的な発熱
- 危険性:火災につながる可能性も
PID現象(電位誘起劣化):
- 高温多湿環境で発生しやすい劣化
- パネル内部で電位差が生じ、出力が低下
- 九州のような高温多湿地域で起こりやすい
🔬 専門診断で見つかる異常
サーモグラフィーカメラ診断:
- パネル表面の温度分布を可視化
- ホットスポットや故障セルを特定
I-Vカーブ測定:
- パネルの電圧-電流特性を測定
- 内部の電気的な異常を数値で把握
- メーカー公称値との比較で劣化度を判定
ELテスト(エレクトロルミネッセンス):
- マイクロクラックを可視化
- 目に見えない損傷を発見
PVSの診断力
PVSでは、25年以上の診断ノウハウを活かし、パネル単位での劣化状況をデータ化します。
- 他社で設置されたシステムでも対応可能
- メーカー保証の範囲内か判定
- 交換が必要なパネルのみを特定
- 修理・交換の費用対効果をシミュレーション
チェックポイント⑥:システム設定の問題
意外に見落とされがちなのが、システム設定のズレです。
機器そのものに問題がなくても、設定が間違っていると正しく発電・売電ができません。
設定ミスが起こりやすいケース
蓄電池を後付けした場合:
- パワコンと蓄電池の連携設定が必要
- 設定が合っていないと、発電した電気が正しく配分されない
- モニターの表示がおかしくなる
モニター・HEMSの設定:
- 時刻設定がズレている(サマータイムの影響など)
- CT(電流センサー)の取り付け位置が間違っている
- 通信エラーでデータが更新されない
売電設定:
- 売電優先/自家消費優先の設定ミス
- 電力会社との契約内容と設定が合っていない
💭 よくあるトラブル例
ケース1:時刻がズレている
- 現象:夜間に発電しているように表示される
- 原因:モニターの時刻設定がズレている
- 影響:発電量は正常だが、データの時間軸がおかしい
ケース2:売電できていない
- 現象:発電はしているが売電メーターが動かない
- 原因:パワコンの系統連系設定がOFFになっている
- 影響:売電収入が得られない
ケース3:蓄電池が充電されない
- 現象:発電しているのに蓄電池に充電されない
- 原因:蓄電池の充電モード設定が「経済優先」になっている
- 影響:余剰電力が売電されてしまい、蓄電されない
ケース4:モニターに数値が表示されない
- 現象:発電はしているがモニターが「—」表示
- 原因:パワコンとモニターの通信エラー
- 影響:発電量を確認できない
PVSの対応
設定を確認しても改善しない場合は、PVSが訪問して動作ログをチェックします。
- パワコンの内部設定を確認
- 通信エラーの原因を特定
- メーカーのサポートセンターと連携
- 再設定やファームウェア更新
再設定やファームウェア更新で解決することも多く、部品交換不要で直るケースも少なくありません。
チェックポイント⑦:天候・環境要因
九州特有の気候も発電量に影響を与えます。
季節ごとの発電への影響
- 日照時間が長い
- パネル温度が適温
- 晴天日が多い
- 黄砂の飛来
- 花粉の付着
- 鳥の活動活発化
- 雨でパネルが洗浄される
- 気温が比較的低い
- 曇天・雨天が多い
- 日照時間が短い
- 湿度が高い
- 日照時間が最長
- 太陽高度が高い
- 晴天日が多い
- パネル温度上昇(効率低下)
- 台風・ゲリラ豪雨
- 樹木の成長による影
- 晴天日が多い
- 適温で効率が良い
- 空気が澄んでいる
- 落ち葉の堆積
- 台風シーズン
- 秋雨前線
- 低温で変換効率向上
- 晴天時は高効率
- 空気が澄んでいる
- 日照時間が短い
- 曇天日が多い
- 積雪による遮光
高温による発電効率の低下
太陽光パネルは温度が高くなると発電効率が下がる特性があります。
- パネル温度が25℃を超えると、1℃上がるごとに出力が約0.5%低下
- 夏場のパネル表面温度は70℃以上になることも
- 結果として、真夏の晴天でも春より発電量が少ない場合がある
台風による被害
九州は台風の通過が多い地域です。台風後は必ず点検しましょう。
台風後のチェックポイント:
- パネルの割れ・ひび
- 架台(パネルを支える金属フレーム)の歪み・錆び
- 配線の断線・緩み
- 飛来物による損傷
- 浸水の有無(パワコンが浸水すると危険)
PVSの気候対応
PVSでは、季節ごとの気候データを基に、地域別の最適メンテナンス時期を提案しています。
- 春先:黄砂・花粉の清掃
- 梅雨前:電気系統の点検
- 台風シーズン前:架台の固定確認
- 台風後:緊急点検サービス
- 冬前:配線の劣化チェック
自分でできるチェック vs 業者に任せるべきチェック
発電量が下がった時、どこまで自分で確認し、どこから業者に任せるべきか迷いますよね。
ここでは、安全性と効果を考えた判断基準を示します。
この場で回答を表示します。
以下の作業は必ず専門業者に依頼してください:
- 太陽光パネルの清掃
- パネルの破損・ひび割れ確認
- 屋根上の配線点検
- 接続箱の確認・修理
以下の作業は必ず専門業者に依頼してください:
- 配線の接続確認・修理
- 絶縁抵抗の測定
- パワコンの内部診断・修理
- ブレーカーの交換
- 接続箱内部の点検
以下の項目を自分でチェックしてみましょう:
- モニターの表示・エラーコード確認
- 発電量の推移データをチェック
- 地上からパネルの汚れを目視
- パワコンのランプ状態を確認
- 異音・異臭の有無を確認
- 周辺環境の変化(影など)
- パワコンの再起動(電源オフ→10分待機→オン)
- ブレーカーが落ちていないか確認
- モニターの設定(時刻・モード)確認
- 地上から清掃可能な範囲の清掃
以下の情報を用意して業者に相談してください:
- 確認したエラーコードをメモして伝える
- 発電量の推移データを提供
- 異常な症状を詳しく説明
- 現地調査を依頼
✅ 自分でできるチェック
モニター・表示の確認:
- エラーコードのメモ
- 発電量の推移をチェック
- 前年同月との比較
目視での確認(地上から):
- パネル表面の汚れ具合
- 周辺の樹木や建物の影
- パワコンのランプ状態
- 異音・異臭の有無
設定の確認:
- モニターの時刻設定
- 売電・自家消費の設定モード
⚠️ 業者に任せるべきチェック
屋根の上での作業:
- パネルの清掃
- パネルの破損確認
- 配線の点検
→ 転落事故のリスクが高い
電気系統の点検:
- 配線の接続確認
- 絶縁抵抗測定
- パワコンの内部診断
→ 感電・火災のリスクがある
専門機器を使った診断:
- サーモグラフィー診断
- I-Vカーブ測定
- ドローン点検
→ 専門知識と機材が必要
判断基準まとめ
| チェック項目 | 自分 | 業者 |
|---|---|---|
| モニター確認 | ✅ | – |
| エラーコード確認 | ✅ | – |
| 地上からの目視 | ✅ | – |
| 影の確認 | ✅ | – |
| パネル清掃 | – | ✅ |
| 屋根上の点検 | – | ✅ |
| 配線の点検 | – | ✅ |
| パワコン診断 | – | ✅ |
| 専門機器診断 | – | ✅ |
迷ったら業者に相談することをお勧めします。PVSでは無料診断も行っています。
まとめ:早めの対応が被害を最小限に抑える
太陽光パネルの発電量が下がる原因には、汚れ・影・パワコン異常・配線劣化・パネル故障・設定ズレ・天候など、多岐にわたります。
重要なポイント
- 季節変動は正常範囲 – 冬は夏の7〜8割まで下がることもある
- 前年同月比で20%以上の低下は要注意 – すぐに原因を調査
- 自分でできる確認と業者に任せる判断を分ける – 安全第一
- 放置すると修理費が高額に – 早期発見・早期対応が重要
- エラーコードは必ずメモ – 業者への相談時に役立つ
「自分で確認できる項目」と「専門業者に依頼すべき項目」を分けて判断することが大切です。
PVSでは、16,000件を超える実績をもとに、最短で現地診断・修理対応を行っています。
PVSの強み:
- 自社で一気通貫のため委託費用が発生しない
- メーカー施工ID保有スタッフ在籍
- 他社施工案件も対応可能
- 宮崎県内最短対応
発電量の低下を感じたら、早めのご相談をおすすめします。小さな異常も、早期に発見すれば修理費を大幅に抑えられます。
